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St. Mary’s International School卒業生による学校紹介(&体験談)


このページでは、St. Mary’s International Schoolの卒業生であるインターママ英会話の講師による学校紹介と経験談をご紹介します。

以下、目次の中の気になる項目をクリックしていただくと、その箇所にジャンプできます。

1. 自己紹介

私は2010年頃から6年間、St. Mary’s International SchoolのElementary Schoolに通っていました。Elementary School卒業後は、St. Mary’sでの経験を活かし、北米の中学校へ単身で留学しました。帰国後は慶應義塾大学に進学し、卒業しています。

この記事では、St. Mary’s International School での授業内容や学校行事、先生との関係、クラスの雰囲気などについて、実際に在籍していた立場から感じたことをお伝えさせて頂きます。これからSt. Mary’s International Schoolへの進学を検討されている保護者の方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

2. 授業・イベント紹介と感じたこと

St. Mary’sの小学校の授業は、子どもが主体的に学ぶ姿勢をとても大切にしていました。毎日の授業はすべて英語で行われますが、最初から完璧に話せる必要はありません。先生たちは丁寧にサポートしてくれ、英語が第二言語であることを前提に授業が組まれているので、自然と語学力が伸びていきました

社会や理科の授業では、「なぜそうなるのか?」を考えさせる場面が多く、グループでディスカッションをしたり、自分の考えを発表する機会がたくさんありました。教科書だけでなく、図鑑やタブレットを活用して、時には校外に出て学ぶ体験型の授業もありました。

イベントも年間を通して豊富で、特に印象に残っているのは以下のようなものです:
– Sports Day(運動会):クラス対抗のリレーや綱引きなど、チームワークの大切さを学べるイベントです。
– SMIS Carnival(文化祭):多国籍な生徒が集まるSt. Mary’sならではの行事で、各国の人々が屋台を出してお祭りのような文化祭が年に一度実施されます。
– Ski Trip(スキー合宿):親元を離れ、1週間ほどクラスのみんなでコテージで過ごすこの行事は、自立心やリーダーシップを育む貴重な経験でした。

St. Mary’sの授業では、教科書を「こなす」のではなく、「考える」ことを重視しています。たとえば、社会の授業では「なぜこの国は今この状況にあるのか?」という問いからスタートし、生徒自身が情報を調べ、自分の意見をプレゼンします。知識の暗記ではなく、知識を使って考える訓練が日常的に行われていました。

算数や理科では、実験や体験型の授業が多く、たとえば理科のクラスでは校外に出て、周辺に生息している植物や生物についてのフィールドワーク授業もありました。

3. 先生について

小学校の先生方は非常に熱心で、子ども一人ひとりの性格や得意不得意をよく理解してくれていました。担任の先生だけでなく、音楽や体育、日本語などの専科の先生たちもとてもフレンドリーで、常に楽しく学べるよう工夫されていました。

先生たちは多国籍で、それぞれ異なる文化的背景を持っていましたが、その多様性が学校生活の中に自然に溶け込んでいたのが印象的です。先生のほとんどは、アメリカカナダイギリスオーストラリアアイルランドなど、英語圏を中心に世界各国から来ていました。何か困ったことがあったときには、気軽に相談できる雰囲気があり、小学生ながら安心して毎日ワクワクしながら学校に通うことができました。

4. 他の生徒について

St. Mary’sの小学校には、日本人の生徒もいましたが、アジア系欧米系中東系など、多国籍な友人がたくさんできました。言語や文化が違っても、自然と助け合う環境があり、幼い頃から「違いを受け入れる力」が育まれていったと思います。

私が特に印象的だったのは英語が苦手な新入生がいるとき、すでに慣れている生徒が自然とサポートに回るような文化が根づいていたことです。「お互いに助け合う」姿勢が自然に身についていったことは、後の北米留学でも大きな支えとなりました。

異文化に対する寛容さはこの環境で自然と身につきました。宗教や文化の違いについては、教室内でオープンに話す機会が多く、違いを「面白い」と感じる心が育まれたと思います。

また、上級生との関係も良好で、たとえばスクールバスや放課後のアクティビティを通して縦のつながりが生まれていました。

5. ユニークだと思った点

St. Mary’sの小学校には、ユニークな取り組みが多くありました。
まず前提として挙げられるのはカトリック系の学校でありながら、信仰を強制しない自由な校風があった点です。
毎朝の礼拝では、静かに心を落ち着ける時間があり、「自分と向き合う時間」が設けられているのが当たり前になっていました。宗教的な内容だけでなく、友達との接し方や感謝の気持ちなど、人として大切なことを自然と学ぶことができました。

また、自由に意見を言える雰囲気があり、自分の考えを堂々と発表する力が育まれていきました。制服はありますが、細かい校則は少なく、生徒一人ひとりの個性や主体性を大切にしていました。「自己表現を恐れずに」という教育方針は、卒業後の今でも役に立っています。

6. 小学校卒業後の進路と北米留学

St. Mary’sで学んだ「考える力」「発信する力」「異文化を受け入れる力」は、小学校を卒業したあと、北米での中学校生活で大きな武器になりました。言葉や生活スタイルが違う新しい環境でも、物怖じせずに飛び込んでいけたのは、St. Mary’sでの体験があったからだと感じています。

中学以降は北米の現地校に通いながら、勉強とスポーツの両立に挑戦しました。St. Mary’sでの体験が、自分にとって大きな自信の土台になっていたのは間違いありません。

7. 卒業後の友人とのつながりや進路

St. Mary’sでできた友人たちとは、今でもSNSやメッセージアプリを通じて連絡を取り合っています。卒業後の進路は本当に多様で、海外の大学に進学した人日本の医学部に進んだ人海外で起業した人もいます。

このように、自分の可能性を日本だけに限定せず、世界に広げる進路選択ができる環境がSt. Mary’sにはあったと思います。

8. 日本の教育を受けている人と話す時に感じる違い

日本の学校に通っていた人と話していて感じるのは、「答えのある問い」に対する安心感が強いということです。一方で、St. Mary’sでは「答えのない問い」に対して、自分なりの考えを持ち、堂々と主張する姿勢が求められます。

また、グループワークやディスカッションの中で「相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も伝える」訓練をたくさん受けてきたため、協調性と自己主張のバランスをとる力が自然と育ちました。

これらは、社会に出たあとにも役立つ力だと強く感じています。

9. お子様をSt. Mary’sに通わせることを検討されている方へのメッセージ

St. Mary’sの小学校は、お子様の「これから」をつくる基礎をしっかり育ててくれる学校です。英語力だけでなく、人としての軸主体性思考力グローバルな視野を自然と身につけ、子ども自身が「自分の頭で考え、行動する」力を育ててくれる学校です。

小学生という柔軟な時期にこのような環境で育つことが、将来の選択肢を大きく広げてくれるはずです。お子様の可能性を広げたいと考えておられる保護者の方に、心からおすすめしたい学校です。

もちろん、最初は英語や文化の違いに戸惑うこともあるかもしれません。でも、それを乗り越えた先には、かけがえのない成長が待っています。

もし、お子様をSt. Mary’sに通わせることを検討されているならば、「この環境で育った子どもはどんな大人になるのか」という視点で考えてみてください。私自身、この学校で得た経験が、今の自分を支える大きな土台となっていると確信しています。

ぜひ一度、学校の見学や説明会に足を運んでみてください。校舎の雰囲気や、そこにいる生徒たちの表情を見れば、きっと何か感じ取っていただけるものがあると思います。



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