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シンガポールの名門インターナショナルスクールSJI International卒業生によるSJI International紹介(&体験談)


このページでは、シンガポールの名門インターナショナルスクールSJI Internationalの卒業生であるインターママ英会話の講師によるSJI International紹介(&体験談)をご紹介します。

色々な口コミを頼りにSJI Internationalへの入学を検討されているご家庭にとって、少しでも参考にしていただける事があれば幸いです。

※1人の卒業生としての経験、視点でのご紹介となりますので、実際の状況とは相違する部分がある場合もございます。詳しい現在の状況につきましては、SJI Internationalに直接お問合せ下さい。

シンガポールのインターに興味をお持ちの方は、もう1つのシンガポールの名門インターナショナルスクールUWC(United World College)の卒業生であるインターママ英会話の講師によるUWC紹介&経験談の記事や、シンガポールのインターに自身の子供を通わせていたインターママ英会話の講師によるシンガポールのインター紹介記事も是非ご参考になさって下さい。

以下、目次の中の気になる項目をクリックしていただくと、その箇所にジャンプできます。

1. 学生の国籍比率

私が在籍していたSJIインターナショナルスクールは様々な国籍の生徒が通い、さらに保育園児から高校3年生までが通う年齢層の範囲が幅広い環境の学校です。

保育園児から小6(Prep 1〜Grade6)の生徒はSJI International Elementary Schoolに通い、中1から高3の生徒はSJI International High Schoolに通います。このように同じ敷地内に校舎が二つあり、高学年と低学年が関わることがないので、親御さんたちも安心して生徒を学校に通わせることができる素晴らしい学校です。
私は実際SJI International Elementary SchoolのGrade 4からGrade 6まで通って卒業し、そのまま内部進学でSJI International High SchoolにGrade 7からGrade 8まで通いました。

正確ではないですが、実際私が在籍していた期間(2010年代)の学生の国籍比率は以下の通りで
す:
SJI International Elementary School(100%インターナショナルスクール)
シンガポール2割、インド2割、オーストラリア2割、アメリカ(北米)1割、イギリス1割、ニュージーランド1割、その他1割(日本人の生徒数は私を含めて10人いるかいないかでした)
■SJI International High School(50%インターナショナル・50%ローカルスクール)
シンガポール5割、インド3割、イギリス1割、その他1割(日本人の生徒数は私を含めて10人いるかいないかでした)

ご覧の通り、ハイスクールになると、生徒の国籍に偏りが出てきます。学校の半分以上の生徒がシンガポール国籍です。この現象が起きる理由は主に2つあります:
1)エキスパットの帰国
SJI International Elementary Schoolを卒業後、親御さんの転勤や帰省の都合で国を去る生徒が沢山います。シンガポールは、永住者を含まない非居住者としての外国人比率が3割以上を占めており、これらの方々はいわゆるエキスパットです。そのエキスパットたちは基本転勤族であるため、子供がElementary Schoolを卒業した後転勤、または帰省などはよくある話です。
2)優秀なシンガポール人生徒の存在
シンガポールは昔から勉強においてストイックな家庭がとても多いです。そんな教育熱心なシンガポール人家庭は、子供を幼い頃から沢山の習い事に通わせたり勉強を沢山させます。さらに、シンガポール人は必ず小学校でPSLE(日本で言えば中学受験)という文部科学省の試験を小学校6年生で受けます。PSLE試験の結果において中学校が決まるため、勉強をものすごく頑張ってきた生徒が国中に沢山います。
このような状況を踏まえ、学校側も優秀な生徒が少しでも多く欲しいので、必然的にシンガポール人生徒を年々多く取ってきたのではないかと考えます。さらによく聞く話だと、シンガポール人生徒間の競争についていけない外国人生徒が多く、こういった外国人生徒がElementary Schoolを卒業後、外国人が多数派のインターナショナルスクールに転校するという流れもあります。

2. 先生の国籍比率

シンガポールにはエキスパットが沢山いる分、先生の国籍比率も豊かだと実感しました。実際私が通っていた時のスクールアルバム(日本とは違い毎年配布されます)を確認したところ、以下の通りでした:
イギリス4割、シンガポール2割、その他4割

3. 具体的な授業のカリキュラム、様子、進め方

SJI Internationalにおけるハイスクールカリキュラムは、学問的な厳しさと主体性を両立させた非常に実践的なプロセスで進められます。

Grade 9と10で取り組むIGCSE(国際中等一般教育証明書)では、数学や科学といった基礎科目に加え、美術やドラマ、経済学など幅広い選択肢から主体的に科目を選び、単なる暗記ではなく「なぜそうなるのか」を問い直す探究型の授業が中心となります。
そして、ハイスクールの集大成となるGrade 11と12のIB(国際バカロレア)ディプロマプログラムでは、大学レベルの学術的なアプローチが本格化します。授業は少人数でのディスカッションやプレゼンテーションがベースとなり、自ら問いを立てて論理を組み立てる「知の理論(TOK)」や、約4,000字に及ぶ「課題論文(EE)」の執筆に向けて、教員からのきめ細かなフィードバックを受けながらリサーチスキルを徹底的に磨き上げていきます。

こうした高度な学術カリキュラムが、ラサール会の精神に基づく社会奉仕活動(CAS)アウトドア教育と同時並行で展開されるため、生徒たちは日々お互いに刺激し合いながら、高い知性と豊かな人間性を同時に育んでいくことになります。

4. 放課後の過ごし方

SJII Elementary SchoolとHigh Schoolは両方とも他のインターナショナルスクールに比べて部活動や放課後の活動に力を入れているため、私を含めた多くの生徒は放課後部活をしていました。
学校が大体15時頃に終わって、そこから部活動を大体18時までやって、大体半分程度の生徒は親御さんに車で迎えに来てもらい、もう半分程度の生徒は学校の校門を出てすぐ目の前にあるバス停からバスで帰ります。私の場合、部活動を終えてから、日本人用の塾に通っていました。私はElementary Schoolの時から放課後塾に通っていましたが、大体の生徒は部活をやってそのまま帰宅するのが当たり前のイメージだったので、当時は他の生徒がとても羨ましかったです。

5. アクティビティ

CCA(Co-Curricular Activities)
日本の学校にはスポーツや文化系活動を部活に比べて気楽にできる「サークル」というものがありますよね?サークルといえば大学だけと思われるかもしれませんが、シンガポールのインターナショナルスクールにはサークルに近いCCA(Co-Curricular Activities)というものがあります。
CCAは、本格的にはやらないけど新しいことを色々経験して、楽しく仲間たちとできる活動が沢山揃っています。部活やACSIS(シンガポールのインターナショナルスクールが加盟するスポーツリーグ)のように練習日が多くない上、学期ごとにCCAの活動を変えることができるのでとても気楽で楽しく活動に取り組めます。CCAにはレクリエーショナルスポーツ音楽系などの様々な活動があるのでとても興味深いです。
私は小学5年生の時にレクリエーショナルバスケットボールCCA、そして中学一年生の時にトランペットCCAに参加していました。シンガポールのインターナショナルスクールは、学生に様々なことを学んで経験してほしいという意欲がとても伝わります。

■修学旅行
SJIIではほぼ毎年修学旅行に行きます。私は小学5、6年生の頃2回修学旅行に行きました。日本では修学旅行と言えば何かを学びに行くイメージがありますが、SJIIの修学旅行ではボランティアをします。
私が在学中は小学5年生の時にマレーシアの島に行き、小学6年生の時にインドネシアの島に行きました。二つの修学旅行の共通点は、シンガポールの周辺国であるマレーシアやインドネシアの小さい島にある貧困層が通う小学校の生徒のためにボランティア活動をすることです。具体的に修学旅行中何をするかというと、英語の授業をしたり、島の生徒が通う校舎を塗料やコンクリートで整備することです。もちろんボランティア以外にもハイキングをしたりビーチで遊んだり、自由に色々遊べるので、生徒にはとても刺激的な経験になります。

6. 先生に対して感じた印象

SJI Internationalでの先生たちの印象を振り返ると、日本の学校のような「師弟関係」というよりも、もっとフラットで親密な「良き友人」や「人生の先輩」という感覚が非常に強かったです。

授業のスタイルも驚くほど自由で、先生がコーヒーを片手に教室に現れ、リラックスした雰囲気で議論が始まるのは当たり前の光景でした。日本の授業のように教科書をなぞる厳格な空気とは対照的に、SJIIでは授業中の「雑談」こそが学びのスパイス。週末の出来事や社会情勢など、一見脱線に見える対話からクリティカルな思考が引き出されることが多く、先生と冗談を言い合いながら進む時間は、学習というよりもエキサイティングな対話そのものでした。

こうしたカジュアルな距離感があるからこそ、学生も萎縮せずに自分の意見をぶつけることができ、進路やプライベートの相談も「Open Door Policy」を通じて友人にするような感覚で打ち明けることができました。先生を「恐れる対象」ではなく「リスペクトできる仲間」として捉えられる環境は、主体性を何より重んじるインター校ならではの最高の文化だったと感じています。

7. SJI の学生と日本にいる日本人の高校生を比べて感じた違い

シンガポールに15年住んで本帰国した後に、日本生まれ日本育ちの高校生と関わるようになりましたが、これは今でも印象深い体験です。

高校入学当初、彼らと会話をしていて最初に感じた違いは、日本生まれ日本育ちの高校生の主張の弱さです。日本生まれ日本育ちの生徒が集団でいると、皆1人の生徒の意見に合わせたり、多数派の考えや行動に従う空気があると感じました。日本人はやはり気遣いや配慮もある一方、「同調圧力」も強いため、帰国生からしてとても不思議な光景だらけでした。

さらに、SJII の学生と日本にいる日本生まれ日本育ちの高校生は、やはり言語能力グローバルマインドセットに大きな違いがあると思います。SJIIの学生は母国語と英語以外にも外国語を履修するため、バイリンガルやトライリンガルの生徒が多いです。一方、日本の高校生は日本語と教科書の英語しか学んでいない生徒が多かった為、大きな差があると感じました。グローバルマインドセットに関しては個人的な意見ですが、英語の資料やサイトは日本語の資料やサイトと比べて世界中で圧倒的に多いため、SJIIの学生の方が日本の高校生よりも英語を使って、多くのそして多様な視点から情報を得られるので、そこに違いも感じました。

8. 他のインターや現地校の学生との関わり

人口の約4割が外国籍の人々であるシンガポールにはやはり多様な人たちがいます。
私はシンガポールの現地校、補習校(インターや現地校に通う日本人の生徒さんたちが日本語を身につける学校)、そしてインターナショナルスクールなど色々な学校に通っていたため、もちろん多国籍の学生と仲良くなることができました。しかし、様々な学生と関われた最も大きな理由は、別にあります。それはACSIS(Athletic Conference of Singapore InternationalSchools)での活動です。

ACSISとは、シンガポール国内にある数多くのインターナショナルスクールが加盟するスポーツリーグのことで、学校の垣根を越えてハイレベルな試合や交流が行われています。単純に言うと、ACSISは日本の学校でいう部活です。
私はそこで水泳部とクロスカントリー部に所属し、放課後や週末はとにかく身体を動かしていました。大会のたびに他校のキャンパスへ遠征し、競い合うのはもちろんですが、競技が終われば他のアスリートと英語で言葉を交わし、新しい友人ができるのもこのリーグの醍醐味。スイミングプールでのデッドヒートや、シンガポールの湿度のなか走り抜けたクロスカントリーのコース、そしてそこで出会った多国籍な仲間たちとの絆は、今でも私の大切な財産です。

もう一つ、他のインターや現地校の学生と関わる主な場所がありました。それはコンドミニアムの下の公園です。シンガポールでは日本でいうマンションのことを「コンドミニアム」と言います。シンガポールのコンドミニアムは大体どこもプール、テニスコート、ジム、そしてレクリエーショナルスポーツができる芝生があります。シンガポールのコンドミニアムに住む生徒のあるある事情なんですが、現地校、日本人学校、インターナショナルスクール関係なくみんな放課後コンドミニアムの施設で集まって遊ぶ習慣があります。私は実際そこで他のインターナショナルスクールや現地校の生徒、そして普段関わりのないフランス人学校の生徒と仲良くさせてもらいました。

結局、インターナショナルスクールで身につけた英語のスキルが、様々な学生と関われるチャンスを与えてくれました。

9. 学生たちの SJI International 卒業後の進路

SJIIはシンガポール国内でもトップクラスの進学校であり、2025年クラスの実績では、フルIBディプロマ取得者の平均スコアが38点(世界平均の約30点、シンガポール平均の約35点を大きく上回る)を記録しています。
計算上、卒業生の約39%が40点以上、さらに21%が42点以上という非常に高い成績を収めています。学校側の公式サイトと友人、知人の進路をもとにお話すると、SJIIの卒業生の進路はアメリカのアイビーリーグ大学イギリスの大学、そしてオーストラリアの大学が多いです。

SJIIの生徒でシンガポール国籍、または永住権を取得している外国人男性は、SJII卒業後大学進学前に、2年間徴兵されます。大体半分以上の生徒が徴兵があるため大学開始が2年間遅れて、もう半分(女子生徒、外国籍の生徒)がすぐ大学をスタートする少し理不尽な状況ではありますが、それは国のルールなので、致し方ない事です。

10. SJI International、インターナショナルスクールで苦労した、大変だった、嫌だったと感じた点

全てにおいて完璧な学校、というものは存在しないと思いますし、SJIIにも多少欠点はあります。例えば私が個人的に感じたのは、SJIIのハイスクールに進学してから校則がとても厳しくなったことです。
日本の私立ではあるあるの話かもしれないですが、制服のルールがとても厳しいです。週に一回ネクタイと高尚のピンバッジを着用する義務があります。これを守れない生徒は強制的に家に帰されます。さらに不満が続きますが、男子の制服が長ズボンのため、毎日気温が35度あるシンガポールに適した制服だと全く思いませんでした。私がSJIIに在籍中に感じた不満は正直なところこれだけでしたが、中には「教員が全体的に厳しい」や「授業が難しすぎる」などの意見もよく耳にしていました。

11. SJI International、インターナショナルスクールに通って良かったと感じる点

SJIIに通えたことは今でも両親に感謝しています。
SJIIの授業は全て面白く、校舎もとても綺麗な上、さらに一番の利点はやはり他の学校にはないSJII特有のインターナショナルスクールと現地校のフュージョンスタイルな教育環境です。インターナショナルスクールは通常その国の国籍の生徒はあまり通わないことが多いですが、SJIIではシンガポール人の生徒もいる一方、世界からきた様々な国籍の生徒がいるダイバースな環境です。

もしシンガポールのインターナショナルスクールにご興味をお持ちであれば、是非校内見学してみてください。SJIIに通いたい、またはお子様を通わせたいと既に考えていらっしゃる方は、今すぐにでも学校側に入学を検討されている旨をお伝えください。なぜなら入学希望者が毎年とても多く、手続きをしても大体ウェイトリストにされるからです。

冒頭でもご紹介しましたが、シンガポールのインターナショナルスクールに興味をお持ちの方は、以下でご紹介するもう1つのシンガポールの名門インターナショナルスクールUWC(United World College)の卒業生であるインターママ英会話の講師によるUWC紹介&経験談の記事や、シンガポールのインターに自身の子供を通わせていたインターママ英会話の講師によるシンガポールのインター紹介記事も是非ご参考になさって下さい。




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